知っていますか? 聴導犬の事。
私たちは街の中で、聴覚障がい者の方かどうかを外見では知ることはできません。
耳の聞こえにくい方が日頃の生活で何を不安に思い、何を望んでいるのか。
今回民生児童委員協議会は、聴覚障がい者の耳の代わりとなり、「安心と安全」を運ぶ聴導犬の役割を学ぶため、10月16日(木)長野県駒ケ根にある日本聴導犬協会を視察しました。当日はあいにくの雨でしたが、緑に囲まれたのどかな高原に施設は在りました。


★スタッフ3名と多目的補助犬(コーちゃん)の紹介

★介助犬役割(車椅子利用者)のデモンストレーション
車椅子の下に落ちたものを拾ったり、ドアの開閉、上着を脱がしたりする訓練もします。
上手に介助犬としての役割が出来た時は、とにかくほめてあげる「すごい!すごい!」「よくできたね」


★聴導犬(しゅり君・ひさちゃん)のデモンストレーション
・生活に必要な音を知らせる(目覚まし時計、玄関チャイム、子どもの泣き声、呼び鈴、ドアノック)
・命を守る:火災報知器、各種警報器
・リスク(危機時の)・コミュニケーター(意思の伝達役)として、特に災害時などに社会とユーザーをつなぐ情報の仲介役です。東日本大震災時、聴覚障がい者の死亡者・不明者は健常者の3倍であったという事です。




★最後に
盲導犬は大型犬が多いのに対し、聴導犬はほんとにかわいい小型犬ばかりで驚きました。
日本聴導犬協会では主に保護犬と譲渡犬の中から才能のある犬を育成。身体障がいのある方に無料訓練、無料貸与、無料アフターケアを実施されています。
聴覚障がいの方にとって聴導犬は、かけがえのないパートナーと言われています。
しかし、国からの補助は僅かで、運営費の98%は皆様の寄付と募金で支えられているそうです。
我々委員も僅かずつですが寄付をさせていただきました。聴導犬訓練活動支援の一助となれば幸いです。