清流木曽川を望む愛知県立一宮北高等学校は、1975年(昭和50年)に開校し、今年で創立50周年を迎えました。今回、地域を盛り上げる和太鼓部「一北太鼓」を訪問しました。部室に近づくと、軽快かつ力強い太鼓の響きが聞こえ、期待に胸が高鳴ります。
現在、11月2日に開催される葉栗連区文化祭のオープニングセレモニーに向け、練習の真っ最中。部員たちが場所を入れ替えながら、息の合ったバチさばきを見せてくれます。
「一北太鼓」は、2002年(平成14年)に同好会として10名で発足しました。創部以来、先輩から後輩へと、リズムを「体で」教え込み、その伝統の音を脈々と受け継いできました。現在では「風の彷偟(かぜのほうこう)」「炎舞物語(えんぶものがたり)」「碧之拍道(あおのはくどう)」を始めとする7曲をレパートリーに持ち、日々練習に励んでいます。太鼓演奏にはリズム感だけでなく体力も不可欠なため、腹筋や背筋、足上げ、ブルドック(各30回×2セット)などの基礎体力作りにも徹底して取り組んでいます。
一宮市内の県立高校で和太鼓部があるのは、この一宮北高校のみ。和太鼓への情熱から入学してくる生徒も。卒業後も地元の和太鼓クラブで活躍する卒業生がいます。
一北太鼓の活動は地域に根差しており、葉栗連区文化祭、木曽川堤サクラまつり、島村厄除けまつり、交通博、一宮七夕まつりなど、年間20回以上の公演で力強い演奏を披露し、多くの人々に感動を届けています。
日本の伝統芸能である和太鼓の魅力を、若い世代が真摯に守り、次世代へつないでいます。地域を代表する「一北太鼓」への、皆さまの温かいご声援をよろしくお願いいたします。



さあ~ 気合を込めて








