歴史探訪 「大数珠繰り(おおじゅずくり)」て、ご存じですか?

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葉栗弘法札所 第8番 清水弘法寺(清水の弘法様)

毎月21日縁日の風景

昔は境内に清水が豊富に湧き出していたことから、今でも通称「清水の弘法様」と呼ばれています
しかし、残念ながら今では清水は枯渇し、水道水で昔を偲(しの)んでいます。

ご本尊は弘法大師で、大毛町内会が毎月21日の大師の命日に縁日を開いています。
コロナ流行以前には、町内の弘法様総代や組長さんが協力して、大勢の参詣者の方々に五目ご飯のふるまいなどを行っていました。現在はご飯は自粛していますが、工夫しながら参詣者におもてなしをしています。

ところで、皆さんは「百万遍 大数珠繰り(ひゃくまんべん おおじゅずくり)」て、ご存じですか?また、体験したことはありますか?
当地では珍しいと思いますが、この儀式は真言宗や浄土宗の寺院などで行われています。よく知られているのは京都・百万遍知恩寺。
百万遍念仏とは、浄土往生・攘災(じょうさい:災いをはらう)・招福などの願いのために、阿弥陀仏のお名号(みょうごう)を100万回お称えすることです。
また、大数珠繰りとは、数メートルある大きな数珠を参詣者が念仏を称えながら数珠を繰るものです。
当寺では百万回とはいきませんが、僧侶の念仏中に参詣者が輪になって大数珠を繰り、ご自身や周りの幸せ、日々の感謝などの祈りを挙げています。
皆さんも初体験に挑戦して、自己の念(おも)いを祈願してみてはいかがですか。

弘法寺の湧水
大数珠繰りの様子

 

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