歴史探訪 葉栗小学校編①                  記憶に残るアノ樹は今?!

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「🎼春は さくらの花さくところ これぞわが里 明けゆく空に♬~
この歌(詩)を聞いて「あァー」と気づかれる方も多いことでしょう。答えは葉栗小学校の校歌ですよね。
校歌は大正15年に制定され、在学中は元気な声で歌い、聞けばその時代の友達や出来事を想い出す方も多いでしょう。
   その小学校の風景の中で一番に想い出すのは、運動場にあった大イチョウではないでしょうか。春には新芽の緑、夏には深緑、秋には鮮やかな黄、冬はチョッピリさみしい枝ぶりを。また、大イチョウに見守られながら、ハラハラした組体操や、児童と一緒に応援の家族も盛り上がった対抗リレーなど、当時の運動会の様子を想いおこします。
さて、その大イチョウは、今は・・?  ご存知ですか。学校内に樹が写りこんだ写真を見ると、1975年に全景を映した航空写真には、すでにその存在感を示していました。他にも1989年ごろの「イチョウの樹の日陰の中で写生大会の風景」など、過去の歩みがなつかしく展示されています。
そして樹は平成元年に運動場内の南側に二つに分けて移植されました。現在、根元部分の樹は衰え半分が朽ちているようにも見えますが、昨年も立派に葉を繁らせていました。イチョウの寿命は数百年とも数千年とも言われています。これからも頑張って地域の私たちの心に残る存在として、繁り続けてほしいと思いました。

現在の大イチョウ根元部分
分割した大イチョウ
校庭の大イチョウ(年代不詳)
航空写真(1975年)
なつかしい運動会風景(1)
運動会風景(2)

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