令和5年度 一宮市高齢者虐待防止講演会が、一宮市高年福祉課の主催で開催され、民生児童委員として参加しました。
●日 時: 令和6年2月1日(木)午後2時~午後4時
●場 所: 一宮市木曽川文化会館 尾西信金ホール
●テーマ: 『認知症理解と高齢者虐待の予防』
●講 師: いのくちファミリークリニック院長・聖路加国際大学臨床教授 遠藤 英俊 氏
『愛知県認知症施策推進条例』の委員長もされている先生は、この条例は平成30年12月に制定されていますが、認知症の人と家族への支援が非常に大切な中、「キャラバン・メイト」「認知症サポーター」の養成や「チームオレンジ活動」の推進についても言及されました。
【キャラバン・メイトとは】;「認知症サポーター養成講座」の講師役
【認知サポーターとは】;認知症に関する正しい知識と理解を持ち、地域や職域で認知症の人や家族に対してできる範囲での手助けをする人
【チームオレンジとは】;認知症サポーターがチームを組み、認知症の人や家族に対する生活面の早期から支援等を行う取り組み。認知症の人もメンバーとして参加するもの。
認知症なりたくなければ、カレーを食べて歩いて筋肉を付けなさい。講演中何回か「カレー」が出てきました。アルツハイマー型認知症は、βアミロイドの蓄積によって軽度から徐々に重度に移行していく。しかし、カレーに含まれるクルクミンによってアミロイドの蓄積が半減すると言われている。
クルクミンは、インドやインドネシアで用いられるスパイスのターメリック(ウコン)の主成分で抗炎症・抗菌・免疫調節・抗癌など多くの薬効が報告されているようです。
今回の講演会に出席して; 幼児虐待・高齢者虐待・認知症講座など毎年講師の先生を変えて講演会が開催されています。民生児童委員は日頃のこういった活動の中で、自己成長に繋がる知識や情報を得ることができます。一人でも多くの委員さんが参加され、地域の皆さんの支援に繋がればいいと思います。(ベテランの委員さんより)