「児童虐待防止講演会」が、一宮市要保護児童対策地域協議会の主催により開催され、民生児童委員として参加しました。
■日時 令和5年11月9日(木)14時~15時30分
■会場 一宮市尾西市民会館ホール
■講師 認定NPO法人 CAPNA 理事長・弁護士 岩城正光 氏
■題目 「児童虐待防止の過去・現在・未来」 について
CAPNA(キャプナ) とは
認定NPO法人CAPNAは、1995年(平成7年)から1人ひとりが小さな子供に関心を持ち、子どもの成長を見守るために、地域社会との連携を大切にし、ホットライン(電話相談)、メール相談、予防・援助活動、講演会・研修会・イベントへの参加を中心に啓発活動。そして、虐待死亡事故を無くすために事件を検証し、実態を明らかにする調査研究に取り組んでいる団体です。
令和4年度の全国の児童虐待相談対応件数は、21万9170件で過去最高を更新し、平成12年度から約12倍以上増加しています。しかし、児童相談所数は(県下で10個所)、現場は虐待担当者の人数も少なすぎる。国・自治体・施設等とも、虐待対応人材の専門性に課題があるとされています。
虐待の背景にある家族の現状として
〇一般的に孤立しやすい傾向の強まり
〇保護者自身の被虐待の生育歴等から生まれるもの
〇貧困など深刻な経済問題
〇親子のコミュニケーションの量的・質的劣化
〇幼児期・小学生期の集団遊び環境の劣化
など様々な要因から発生しています。
地域コミュニケーションの崩壊により、近所付き合いが少なくなる中、日頃から民生児童委員としての家庭訪問・声掛けなど、微力ではありますが重要な役割であると感じました。
<早期発見・早期通報>
虐待の疑い ・・・ できる範囲での情報収集(観察・近所から聞き取りなど)
通告・相談 ・・・ 虐待対応ダイヤル 189番(いちはやく)児童相談所・市町村虐待相談窓口