学校などの教育現場において、いじめや不登校、暴力行為など児童・生徒を取り巻く問題はさまざま。その要因や背景は多様化・複雑化しているため、教員だけの支援では解決が困難となっているのが現状です。
こういった問題の解決を図る専門職として現在配置が進められているのが「スクールソーシャルワーカー」です。
2月9日(金)一宮市における「スクールソーシャルワーカー」の取り組みについて、民生児童委員のための勉強会を葉栗公民館で開催しました。
講師の一宮市教育委員会で「スクールソーシャルワーカー」を務める、石井弘道先生から、「ともに子どもを支えるために ~ 地域連携のはじめの一歩~」と題してお話をお聞きしました。
●不登校のÅさんの場合 ●暴力をふるうB君の場合 ●学校から見える子どもや家族の姿 など事例を交えながら詳しくお聞きしました。
そして問題の解決には地域と学校の連携が非常に大切であるということ
地域で見える、学校で見える子供の姿を「寄り添うために」つたえ合うこと
学校の道先案内人は「教頭」そして、民生児童委員は地域の道先案内人になってください。
・不登校の実態は? ・いじめは? ・ヤングケアラーの把握は? ・集団登下校の是非? ・担任からの児童虐待は? ・主任児童委員と学校の繋がりは?
などの質疑応答がありましたが、民生児童委員と学校の繋がりが薄いと感じている中、連区の子どもたちの思いや実態が少し見えてきたように思いました。民生児童委員は日頃から、地域住民の見守りや家庭相談、子どもたちへの声掛けなど大切な役割を担っています。改めて責任の重さを痛感させられました。