「一宮市狂俳壇連盟」の例会は、毎月第2土曜日の午後1時から葉栗公民館で開催されています。7月13日(土)午後1時から開催された「七夕まつり狂俳大会」は、一宮七夕まつり協賛事業という事で一宮市長賞・一宮市議会議長賞など、優秀句受賞者に対し賞状・楯がそれぞれ贈呈されました。
【本日受賞された優秀句】
題 「荒磯」 逆巻く怒涛 岩をかむ
題 「夕立」 雲行き怪し 農終う(のうしまう)
ところで狂俳ってどうやって作るの?
俳句なら誰でも知っていると思いますが、狂俳とはあまり聞きなれない言葉です。俳句は季語があり、五七五の17文字でその季語を生かした句を作ります。しかし、狂俳は季語にとらわれずユーモアを交えて五七又は七五のわずか12文字で表現する言葉遊びです。
<狂俳作りのルール>の3原則
第1は、題の文字は句の中へ一字でも詠(よ)み込まないこと。
第2は、題に対して七・五か五・七の十二文字で収める。
第3は、止め字は仮名の動詞で止めること。漢字止めは避ける。
また、句を作る時の心得として説明句は単に説明ではなく、行動を詠むようにし、心に浮かんだ工夫や思い付きを大事にするように心がけると良い作品になるようです。
<代表者から>
「狂俳」は、江戸時代初期に伊勢の俳人三浦樗良(ちょら)によって考案され受け継がれてきたと言われています。平成3年、浅井と葉栗を合体し、本拠地を葉栗公民館に移し「一宮市狂俳壇連盟」が発足しました。一宮市協賛の「七夕まつり狂俳大会」や「芸術祭狂俳大会」を葉栗公民館で開催するようになりました。しかし、一宮市内での活動拠点は現在葉栗公民館の1カ所だけとなり、会員数も13名と高齢化に伴い減少しています。伝承文芸を若い世代に継承していきたいと頑張っています。是非興味のある方はご連絡をお待ちしております。
お申込み及びお問い合わせ等は、生涯学習課【☎ 85-7077】へご連絡ください。