6月28日(土)午前10時、葉栗公民館で郷土の伝統芸能「島文楽」が公演されました。郷土の伝統工芸を多くの皆さんに鑑賞していただくために定期公演として第3回目の開催となりました。
今回の演目は、五穀豊穣・子孫繁栄などの願いを込めた「三番叟(さんばそう)」、明治時代の浄瑠璃で盲目の沢市と妻お里の夫婦愛を描いた「壺坂観音霊験記(つぼさかかんのんれいげんき)山の段」を島文楽保存会の皆さんが披露されました。この演目には小学校6年生の会員も演じました。
今回は一宮市博物館の協力により、岐阜県本巣市に伝わる「真桑文楽(まむわぶんらく)」から義太夫節を演じる太夫と三味線の方を招いて行いました。人形遣いとの三業一体の妙技に観客は思わず引き込まれていました。
開場になると多くの方が集まり、会場は満席状態になりました。開演に先立ち島文楽保存会の小島会長から演目の説明があり、伝統芸能の「島文楽」がより身近に感じました。
島文楽は、昭和36年3月に一宮市指定無形文化財に指定され、現在、11歳から88歳までの15名の皆さんで継承されています。興味のある方は、毎週日曜日午後5時から島村公民館で練習をしています。ぜひ一度、お立ち寄りください。
葉栗広報チャンネル(YouTube)では、島文楽公演の動画配信をしています。ぜひご覧ください。