葉栗公民館で『島文楽』公演

部会ふれあい福祉部会お知らせ

 6月17日(土)午前10時から葉栗公民館で「民俗芸能・島文楽」が公演されました。
 文楽は、語り手である太夫[たゆう]・三味線弾き・人形遣いの三者が一体となり、舞台で鍛錬された技をぶつけ合い、調和を成しながら物語を進めていく【三業一体の芸】です。
 今回の演目は、「三番叟」(さんばそう)と「壷坂観音霊験記 山の段」(つぼさかかんのんれいげんき)の二作品でした。

 「三番叟」が『揉みの段』を舞い、続いて『鈴の段』を軽快に舞い続けます。後半になり軽やかだった舞が急に元気が無くなり舞台の袖へ。会場も一瞬緊張が走る。顔の汗をタオルで拭いてもらい、うちわで風をもらって元気復活。心配で緊張していた会場も安堵の笑いに変わり、突然のパフォーマンスにほっと一息できた場面でした。

「壷坂観音霊験記 山の段」 盲目の夫(沢市)の目が治るように壷坂寺の観音様に三年間も願掛けに行っていた。ところが男ができたのではと沢市は妻(お里)を疑います。ここから大変な事件に発展していきます。お里の願いが観音様に届きますかどうか・・・。

壷坂観音霊験記 山の段

 

三番叟 「鈴の段」を舞う場面

 

 

 

演目「壷坂観音霊験記 山の段」     太夫(たゆう)と三味線

  島文楽保存会会長さんより

 島文楽会員は現在14歳から87歳の16名。
 6年前葉栗小学校で教えた時に興味をもって保存会に入会した17才の子がいます。当時のポスターに初めて「葉栗の宝 島文楽」と銘打ったのは若いこの子たちです。この宝を未来に繋ぐため、是非とも後につづく人を育てたいと思っています。
毎週日曜日 午後5時から島村公民館に集まり練習に励んでいます。また、8月6日(日曜日)に人形の虫干しをします。是非お孫さんと一緒に参観してください。

 

 

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